2018年01月19日

ライフジャケット着用について「重要なお知らせ」

島全体が綺麗な海に囲まれた沖縄。
この島で生まれたウチナーンチュは、誰もが小さいころから海でいろんな遊びを学んで育って来た。魚釣り、潮干狩り、ビーチパーティー、キャンプ、海水浴場での遊泳、イノーでのシュノーケル、テトラポットや橋からの飛び込み、天気の良い夕方には防波堤でサンセットを眺め、海岸沿いをウォーキング・ジョギング、防波堤に座って海を眺めながら弁当を食べたり、日常生活から『海』は、一生切り離すことが出来ない場所。
そんな環境で育った人間に取っては『海に行く』とは、ごく普通の日常生活の一部にしか過ぎず、『海に行く』=『ライフジャケットの着用』と考える人は少ない。

それに反して、釣り人口の増加に伴い、全国各地で釣り人の転落事故や多発し、ライフジャケット着用が呼びかけられているのは事実であります。
では、ライフジャケットを着用しないといけないのは『釣り人』だけなのだろうか?
逆に海に行くときは、キャンプだろうが、防波堤に座る時だろうが、ウォーキングだろうが、全てにおいて必要なのだろうか?

本大会は、この問題に関しては県内の釣具店や漁協関係者などから意見を賜り、「烏賊人ぱーりーでは、ライフジャケットの着用は任意」としています。
実は、毎年「烏賊人ぱーりー」を開催すると、必ず「ライフジャケット着用義務化」についての賛否両論な意見が届きます。

ライフジャケット着用義務化賛成論の意見には、「何かあってからでは遅すぎる」「責任取れるのか?」「ただ単に参加人数を増やしたいだけ」「沖縄の人は着用率が悪すぎる」「釣具店が、ライフジャケット着用しない人には道具を売るな」「各メーカーが、自社商品に「ライフジャケット着用は義務です」と表示しろ」など、極論な意見もある。
逆に反対論(着用は任意派)からの意見には、「危険な場所に行かない、子供から目を離さない」「自然に釣り仲間が増えれば必要性を感じる」の他に、「子供用のライフジャケットを無償でレンタルしましょうか?」など、協力的な意見もある。

また、大会に協力して頂いている県内釣具店や漁協関係者からの意見としては、
①ライフジャケットの必要性・必要な時を伝えてほしい。(必ずしも必要ではない)
②危険な場所に立ち入らないで、安全な場所で遊んで欲しい。
③小さい頃から、海でいろんな遊びを通して、危険な生物、場所、天候など様々な知識を得てほしい。
④シュノーケル時の漁業権や、漁港や海岸での禁止行為を知って欲しい。
などの意見を頂き、海と共に生活する県民に、もっと『釣りの楽しさ』を知ってもらう事を趣旨に開催しております。
沖縄県民のライフジャケット着用率が低いのは、「海で遊ぶ」事が日常的なことが前提で、釣りに楽しみを覚え、趣味として人より一歩前に踏み込む時に『必ず』ライフジャケットの必要性を感じ着用する事でしょう。

「烏賊人ぱーりー」は、釣りの競技ではなく、コミュニケーションやごみ問題に警鐘を鳴らし、ライフジャケットの必要性を伝える場所として開催しております。
以上の開催趣旨をご理解の上、ご参加ください

沖縄スクイッドジャンキーズ一同



Posted by 烏賊人パーリー実行委員 at 12:00│Comments(0)
 
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